12月の生け花、エッセイ


【花材】サツマ杉・秋色アジサイ・バーゼリア(シルバーブルーニア)・松ぼっくり
【制作意図】
森の中にキャンドルを設えてメルヘンな世界のクリスマスとしました。

【今月のエッセイ】
師走、例年より早く紅葉の見頃も過ぎ、道にはたくさんの落ち葉が舞っています。葉がなくなり枝だけの姿に寂しさも感じますが、木々によって違う枝ぶりの造形美を楽しむ私はやはり植物好きなんでしょうね。

さて、先月のことですが、チーフのブログ「つら・つら・と」で書かれていました、山が生きていると大発見したお話し、とても共感致しました。私が花木に魅了されているのはまさにその生命感です。山の木々や草花は季節ごとに姿をかえ山全体に命を与えていると思います。また気候によっても植物は変化しますから、常に生命感溢れています。 

大学の講義で「花に出会う」という項目があります。それは 花単体だけでなく、花をつける植物全体との出会いを示します。そう考えますと私たちは生まれた時から花に出会っています。無意識に花に囲まれている訳です。そこで、一度意識して花に出会う事をして植物全体をよく見てみます。そこには生命があり季節があり自然界の姿があります。 


山が生きている。いや山だけでなく地球そのものにも命があると私は思っています。





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