1月の生け花、エッセイ


【花材】梅もどき、オンシジューム、ピンポン菊、ひかげのかずら水引
【制作意図】

紅白、おめでたいことの象徴のように使われますが、
まさしく日本のナショナルカラーだと思います。
日本的な美意識を今年はもっと求めたいと思います。

【今月のエッセイ】

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

毎年大晦日まで迎春飾りの仕事に追われておりますので、三が日はゆっくり寛いで過ごしております。なかでも私が楽しみなのは、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートです。一日の夜、テレビの前でゆっくりと楽しみます。毎年楽曲のプログラムも楽しみですが、会場内に飾ってあります装飾花にはやはり興味津々 となります。

今年は京都造形芸術大学で講師をさせて頂いて3年目になります。自分自身まだまだ勉強不足ではありますが、私の今までの経験から学んだ花を学生たちに伝えております。2年を過ぎてようやく講義にも慣れてきましたが、いつも新たな事を発信できるよう精進していかねばならないと思っております。

私自身の花との出会いを振り返りますますと、大学時代に老舗花店へアルバイトに入ったのが始まりです。恵まれた環境で生け花の勉強もできました。よき諸先輩や師匠からたくさん学んだわけです。

学生たちにとってよき師匠になるには、講義のテクニックや講義内容の充実はもちろん大切ですが、私の生き方を飾らずに見せることができればいいなと思っております。 きっと若い私が花を好きになったのは、そんな職人的な諸先輩の仕事の仕方を見て学んだのが始まりだったと思うからです。




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