6月の生け花・エッセイ




 
【花材】  紫陽花、 ビバーナム、アイビー、深山なんてん
【制作意図】

紫陽花が道端にも咲き始めています。自然に束ねてブーケとしてみました。ピンクの紫陽花は花材として海外より輸入されているもので、淡い色あいが地咲きにない美しさがあります。

深山なんてんの緑の葉を添えたことにより紫陽花のふんわりした感じが出たと思います。

【今月のエッセイ】

例年より早く梅雨入りしましたが、雨はまだ少なく暑い京都となっております。毎年梅雨入りと同時くらいに、事務所のお花が置いてある部屋のクーラーのスイッチを入れます。夏の始まりを感じる瞬間です。
 
お花の管理を考えますと、やはり涼しい時期に比べ生け花のメンテナンスの回数が増えていきます。 暑さのなか忙しくなりますので例年夏バテに留意するようにしております。でも仕事終わりのビールも美味しくなるのは嬉しいです。
 

さて毎月の私の作品ですが、4月からはブーケスタイルを続けております。特に花嫁さんの持つブーケではなく、自然に花を束ねた感じの作品にしています。これがなかなか難しいです。

花の美しい表情を見ながら束ねて形を整えるだけにしようと思うのですが、どうしてもデザイン的にしてしまう自分がいます。デザインと言うよりはバランスを整えすぎてしまう感じです。目指しますは野原で花を摘んで自然に束ねた風なんですよね。
 
デザインって自分のわがままのような気がして、もっともっと素の雰囲気にしたいと思うわけです。 デザインする楽しさと、考えすぎない偶然の面白さっていつまでも研究課題になるようです。

うん、これは大学の講義でも学生たちに伝えなければ。


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