2月の生け花・エッセイ



【花材】
菜の花・スイトピー・タニワタリ・ローズゼラニウム
【制作意図】
春の訪れの色は黄色の花からといいます。 棚田に咲く菜の花をイメージして制作しました。
【今月のエッセイ】 2月も節分が過ぎ、いよいよ春が待ち遠しいこの頃です。花の業界では季節の先取りで装飾することも多くあります。桜やチューリップなど春の花材を仕入れますと楽しくもあり、また月日の早さを余計に感じ、あれこれと忙しい気持ちにもなります。
 
さて先日我が家で長く飼っておりましたペットのヨークシャーテリアが亡くなりました。個人的には飼っていたと言うより一緒に暮らしていた家族の一員です。 やはりその存在は大きく、家族全員が悲しみ落胆致しました。犬の年齢で言いますともう90歳も超えていたと思いますが、小さくても元気な犬でしたので急なお別れとなってしまいました。世に言いますペットロスな状態になりました。

大学の講義などで「花を生けるのは命ある草木と向き合う事」などと偉そうな事を言っておりますが、今回は本当に命の儚さを思い知りました。 「美しく咲いた花も日毎衰え枯れていきます。その姿に命の尊さを見いだすことは大切なこと」私が花を生ける時に常々空で唱える言葉です。
確かに花から学ぶ命の尊さはたくさんありました。しかし言葉こそありませんが、犬とは気持ちでの意思疎通があります。
たくさんの言葉よりも多くの思い出も作ってくれていたのでしょう。暫しその思い出に浸る日々です。


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