6月の生け花・エッセイ







【花材】
1作目-ブルースター・紫陽花・ブプレリューム・利休草・アルストロメリア
2作目-ブルースター・紫陽花・オクラレルカ・どうだんつつじ・アルストロメリア

【制作意図】
1作目 
ガラスの変型花器に花留めを使わずに投げ入れをしました。器と花のバランスに任せて生けてあります。自然な植物の姿や、ゆるやかな茎の流れなどが美しく表現できたと思います。 
2作目 
こちらは小さなガラス水盤に剣山をつかい華道の生け花をしました。 花を剣山に留めながら生けますと、花のむきや枝の流れを意匠します。自分の心の表現が中心になりました。

【今月のエッセイ】
6月になりました。いよいよ梅雨がやって来ますね。紫陽花が雨にうたれた姿は美しいですが、先日のようなゲリラ豪雨的な雨は勘弁して欲しいです。

京都は盆地なので梅雨あたりから蒸し暑さも増してくると思います。まあ、梅雨も季節感のひとつですから楽しむ気持ちでいようと思います。なんともポジティブな考え方ですね。

 さて先日5月の最終日曜日のことですが、とても嬉しいことがありました。

私の趣味のひとつにモータースポーツ観戦があります。 ニュースでも報じられていましたが、レーサー佐藤琢磨さんが世界三大レースのひとつ「インディー500マイルレース」で優勝しました!

彼がレースをイギリスで始めた2000年頃より応援していましたので、その後の活動をいつも注目していました。

今年は予選前の練習走行から調子が良さそうなので期待も高まり、予選で高成績を修めた事もあり生中継の予約までしてしまいました。

午前1時半からのスタートですが興奮して観戦してしまいました。長いレースですのでゴールの頃には夜も明けて来たのですが、あまりの嬉しさと感動に私のテンションも最高潮だったと思います。

彼の実績や人柄はモータースポーツ界だけでなく、ひとりのアスリートとしても高評価の人物です。私も彼のレースという仕事に取り組む姿に感銘を受けました。

もちろんスポーツとして彼の技術力や闘争心は素晴らしいものですが、私が応援したくなるのは彼の人柄です。いつも礼儀正しく謙虚である姿です。

そしていつも感謝の気持ちを大切にしているのが彼の言葉のなかに現れています。そんな彼だからずっと応援してきたと思います。

今回の優勝は歴史的な快挙ですが、彼はいつもの笑顔と謙虚な態度で優勝コメントをしていました。益々ファンになった私です。

佐藤琢磨さん優勝おめでとうございます!


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