1月の生け花・エッセイ



【花材】
葉ボタン、松、南天の実、トルコキキョウ、グリーントリフ ピンポン菊

【制作意図】
青竹の器に迎春らしく生けました。緑の花と葉ボタンをベースにしましたのは、緑色に植物の生命力を感じたからです。南天の実もさらに鮮やかになりました。

【今月のエッセイ】

新年おめでとうございます。

2018年の始まりです。昨年還暦を迎えて、一応人生をひと廻りしたと考えますと、私にとりましては新たな人生の始まりの年です。

だからと言って大きな気構えなどはなく、ごく自然体な私です。いつものように花を生け、好奇心の赴くままにいろいろと行動すると思います。

ただひとつ当たり前の事ですが、体力の維持には積極的に留意しなくてはと思っています。

昨年末忙しい時期に少し時間が空きました。それも12月のわりには快晴で暖かい日でした。

京都には東に大文字山(夏の五山の送り火で有名です)があります。そんなに高い山でもなく、私も子供時分はよく散歩するように登っていました。

空も高く天気も良いので山頂からの見晴らしもさぞ良いだろうと思い、急に思い立ち軽い気持ちで登ってみました。

高校生の時などはクラブ活動のトレーニングで駈け上がったこともありますし、 どのくらいの運動量が必要かは分かっていたつもりでした。

ところが、確かに還暦を痛く実感する山道となりました。私は体も小さくて普段からも良く動きますし、フットワークの軽さは自他ともに認めるところかなと思っていました。

それが「あれっ?こんなに険しい登り道だったかしら?」と思うほどガッツリ体力と筋力の衰えを感じました。 いつもデスクワークをしている仕事でもないし良く体を動かしている方だと思っていただけにショックでした。

そんな事もあり、最初にお話しましたような体力維持の努力への気付きがあったわけです。それ以来、まずは積極的に階段を使う事や、歩くことを意識するようにしています。

健康と体力維持が大切なのはすごく当たり前の事ですが、やはり意識して取り組まないといけない年齢になって来たのでしょう。

はい、今年も元気で精進致します‼

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


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