11月の生け花・エッセイ



【花材】
白玉椿、木イチゴの紅葉
【制作意図】

椿が咲く季節になってきました。白玉椿を印象的に生けました。緑の葉も美しく、意図的に構成して紅葉を添えてみました。

【今月のエッセイ】

11月になりました。つい先日まで日中はまだ暑く感じるくらいだったり、半袖でも平気な日もありましたが、いよいよ紅葉シーズンらしくなってきました。朝夕の冷え込みが紅葉を進めるようです。鴨川の桜の葉がオレンジ色になり、ちゃんと季節の巡りを教えてくれます。紅葉の名所に観光客がどっと増える様子もすっかり風物詩になった京都です。


さて、先日お隣の宇治市まで出かけて来ました。それも平等院のすぐ近く、ホテルでの朝活のイベントに招いて頂きました。宇治川を越え平等院への参道を行きます。道中、朝早くから美しい景色を堪能しました。

今回のイベントは異業種交流会で、私は「花に学ぶ」というテーマでお話させて頂きました。まずはホテルで皆様と一緒に朝食をとります。参加されている方々は男性ばかりで、歳も私の年代の方たちばかりでした。食事をしながらの話題も、ゴルフなど年配の男性らしい内容のお喋りです。果たして花の話しが受けるのかしら?いつも大学で話すのとは少し勝手が違うかな?と緊張しながら登壇しました。

とはいえ花の話しになりますと熱が入る私です。数分後にはいつもの調子で「皆さんもぜひお花を生けてください。きっと新しい発見がありますから!!」と熱っぽく語りました。途中に生け花の実演も入れて、あっという間の30分間でした。生け花をする姿を見て頂いたのは大正解でした。花と対話しながら生ける私の姿に興味を持ってもらえたようです。


私達の年代になりますと今までいろんな経験をされ、花に限らず美術や自然の美しさもたくさん見て来られたと思いますが、生けあがっていく過程をとても興味深く見て頂けたように感じました。


いつも思いますのは、花は年代や性別を越えて人々に何かを教えてくれるようです。美しさなのか、生命感なのか、季節感なのか、またあるいは私の思いつかない事なのか…感じる何かは人それぞれだとは思います。 今回参加された方が花を見て、また新たな発見になればいいなと思う私です。



コメント