2020年6月の生け花・エッセイ

1作目


【花材】
カラーの花(白・紫)、姫りょうぶ

【制作意図】

カラーの花はこの季節ならではの美しさがあります。
1作目は花そのものに焦点を合わせ、色と形にこだわりながら投げ入れ花にしました。
2作目はカラーの茎を主役にしました。動きある生け方にしますと、とてもアーキテクトなデザインになります。

【今月のエッセイ】

非常事態宣言の終了と共に6月が始まりました。お花を生けております飲食店さまも営業再開です。久しぶりの店内装花に気持ちが高ぶりました。春から初夏の花達を通り越し夏の花材を使っての生け花に、改めて長い間の自粛期間だったと思いました。しかしウィルス自体が消滅したわけではないので、まだまだ油断する事なく過ごさなくてはなりません。以前の生活様式に戻る事を目指すよりは新しいスタイルを考えねばならないでしょうね。


そんな折、仕事に使っています車の乗り換え案が出てきました。もう15年、20万キロ近く走ってきたトヨタのハイエースです。私はモーターレーシングが好きなので、車も種類などにこだわりのあるエンスージアスト(熱心に興味を持つ、熱心に楽しむことの意)と思われがちです。

ところが私はスポーツカーや高級乗用車など、また年代物の旧車などなど、どれも興味があり名前や性能もなんとなく知っていますが、この車にどうしても乗りたいと思ったことはありません。では、どこが車好きなのかと言いますと、車を運転する事自体が好きなのです。どんな車でも、それが軽トラックであれ商用車であれ、その車の乗り味を楽しみます。ですからトヨタハイエースは私にとってはスポーツカーのような思い入れのある愛車です。


乗り換えとなると寂しい気持ちになりますが、ガソリンの消費やエンジンの劣化なども考えますと、乗り換え時期がやってきたようです。近年の車は排気ガスの軽減や、ブレーキシステムの安全性なども充実しています。

コロナで自粛している時に考えましたのは、いつも同じように過ごしているようで実は日々変化の中に私達は居る、という事です。

愛車の乗り換え案のタイミングとしては今こそかなと思った私です。



2作目

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