2021年2月の生け花・エッセイ




【花材】

(1作目)
カーネーションスイートピー・デルフィニウム・
ユーカリ・ヒペリカム・アジサイ

(2作目)
木瓜

【制作意図】

春の花達を積み上げるように生けてみました。出来上がりは丸いアレンジになりますが、一花一花の位置を丁寧に決めて生けてあります。

2作目は木瓜の枝ぶりを生かした、小さな生け花にしました。枝の力強さがいい感じです。

【今月のエッセイ】

今日は立春です。昨日節分のお詣りに例年通り吉田神社へ行って来ました。いつもの節分祭は参道にたくさんの露店が並びますが、今年はコロナで緊急事態宣言中ですので、露店は一切無しの参道です。子供の頃から通っています私にとって、初めて見る露店無しの参道。人出もまばらで参道の灯籠も一つ一つがはっきり見えます。ぼんやり灯る灯籠に風情を感じ美しい景色に見えます。

しかし今の現状を考えますと、改めてコロナウィルスの脅威を感じました。

私のエッセイに昨年の3月から登場した「コロナ」という言葉。正直、はじめにコロナのニュースを聞いた時、これはちょっとまずいなぁ。昔見たパンデミックを描いたSF映画みたいになるのかしら…。結局昨年より今月まで、私のエッセイに「コロナ」の言葉が入らない月はありませんでした。まもなくワクチン接種も始まると聞きます。本当に一日も早く終息して欲しいものです。

京都も緊急事態宣言下にあり、お取引先の飲食店様いくつかはお休み中です。私もいつもの装花に行かないので時間が出来てしまいます。

困ったものですが、ネガティブに考えるより、いよいよコロナ終息が近いと考え次の仕事のアイディアなどを考えるようにしています。いろいろ考えていますと、空想に陥り楽しくなる事もしばしばです。若い頃バブルが崩壊して仕事が激変した時にも、次の仕事のアイディアを考えた頃と重なります。もちろん時代が違いますので、仕事の形態も変わっては来ています。すべてデジタルが当たり前の今ですから、それに合った動画配信などのアイディアも考えられます。そんなことを考えると楽しくなる私です。

でも、ふとバブル崩壊後に悩んでいた私に亡き母が言った言葉がよみがえります。「あなたの仕事は花を生けることでしょ」。

やはり、私は花を生ける事が好きです。母の残してくれた言葉を、改めてありがたく感じ、時代は変われどもあの言葉を軸として次のアイディアを考えたいと思う私です。




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