2021年8月の生け花・エッセイ

(1作目)




【花材】

(1作目)蓮、蓮の葉
(2作目)蓮の葉、クルクマ、ミスカンサス

【制作意図】

1作目:久しぶりの蓮です。大きなガラス水盤に水をはり、蓮の花をみつめて構想を練ります。結果、自然にある蓮の姿そのままに生けました。花と葉のバランスを絶妙にすること。そして人の手が入ってこその生け花ですが、なるべく造作を感じない作品になるように生けました。

2作目:二つ目は、蓮の葉をガラス花器に半水中花にしてみました。ミスカンサスの葉にも手を加え、デザイン的に生けてあります。 クルクマの花をちょこんと添えて出来上がりました。

【今月のエッセイ】

毎日暑い日が続きます。東京オリンピックも各競技、熱戦が続いています。私は前回の東京オリンピックもテレビで見ていました。子供心(小学一年生)に「いよいよ日本も世界的なイベントが出来るランクに上がったんだ、凄いな日本!」という思いで見ていたのを覚えています。

そんな事を思っていると、その当時に、父が買ってきてくれたある清涼飲料メーカーの商品にオリンピック記念のオマケが付いていたのを思い出しました。それは初めて飲んだコーラでした。そのコーラの不思議な味からも、オリンピックが世界的な凄いイベントなのだというのを感じ、子供の私は感動していました。そして、それ以上に感動を覚えたのが、コーラに付いていたオマケです。小1の私には衝撃的でした。それはオリンピックの各競技の選手達のフィギュアモデルでした。大きさは5センチ位でしょうか、ちょうど手の平に乗るサイズでした。

記憶をたどりますと・・・歳をとったからでしょうか、その当時の事はありありと思い出せます。「歳をとると最近の事より昔の事はよく覚えているもんよ」と言う話しをよく聞きますが、ほんとにその通りですね。

で、そのフィギュアですが、水泳選手の飛び込む姿、ウェイトリフティング、フェンシング、円盤投げ、陸上短距離走のスタートの姿を集める事が出来ました。

きっと親にねだってコーラを買ってもらったのでしょう。小学生の私にとって世界的イベントへの憧れが、まさにその手のひらに乗るフィギュアに凝縮されているようでした。でもそれ以上にフィギュア自体の造形とデザインに心奪われました。手のひら上の小さなフィギュアの造形から感じ取ることの出来る躍動感。そしてバランスの良いサイズ感。小学生の私はきっとキラキラした目でいつまでも見ていたと思います。今思うとアートやデザインに心惹かれた第一歩だったかもしれません。

今回のオリンピックは、コロナ渦での開催。参加する選手、関係者の方々はご苦労や困難の多い日々だと思います。無事に執り行えるように祈りながら、日本・世界にかかわらず、ここまで頑張って来て出場されている選手の健闘を讃えながら、テレビで応援している日々です。



(2作目)

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