2022年10月の生け花・エッセイ

(1作目)




【花材】

(1作目)ダリア、菊、紅アオイ、ドラセナ・コンシンネ・レインボー、おもちゃカボチャ、ユーカリ(ドライ)、エリンジウム、ケイトウ
(2作目)エリンジウム、キイチゴ、バラ、野ばらの実


【制作意図】

秋の華やかな花たちを集めて生けました。あえて緑の葉は使わないで色の組み合わせで秋を表現してあります。実りの秋らしくカボチャの実も添えてみました。

2作品目は爽やかな秋晴れをイメージして生けました。大きな花瓶に花を小さくするバランスも面白いです。


【今月のエッセイ】

10月になりやっと秋らしくなりました。大学の後期講義も始まり、また新たな学生達との交流が楽しみな私です。学生達との歳の差は年々広がりますが、やはり今の若者達ならではの表現や意見発表に期待が膨らみます。

さて歳の話しが出ましたが、先日父が90歳の誕生日を迎えました。おかげ様で心身共に元気で卒寿となります。我が父ですが本当にびっくりする90歳の老人です。このあいだも一人で北海道へ旅をして来ましたし、今後の予定では八丈島への一人旅を計画しています。

先日の誕生日パーティーは父の知り合いのメキシコ料理店。なぜメキシコ料理店?と聞きますと、スポーツクラブの友人の店だと。そうです。今も毎日スポーツクラブに行き水泳をしています。シニアの水泳大会に出場してメダルを取って来たこともあります。本当におかげ様でスーパー元気な父です。母が亡くなり10年が過ぎましたが、父はいつもポジティブに生きているようです。趣味で始めた油絵もずっと活力的に続けているのも元気の源だと思います。

そんな父ですが、私が事務所としています賃貸マンションの保証人をお願いしています。先日更新手続きがあり判子を貰いに行った時、書類を見ながら「次の更新は2年後かぁ」と呟きました。

それまでは元気で居ますよ。という感じでなく、また判子が押せるかは天にお任せしましょう的な感じに私は受け止めました。少し寂しくも感じましたが、90年も生きて来た父が、「人間明日はどうなるかわからないよ。」と言うのをなぜか面白く感じる私です。

これからも好きな生き方をして、余生をめいっぱい楽しんで欲しいと思った私です。



(1作目+)


(2作目)








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