12月の生け花・エッセイ





【花材】
白玉椿、ブルーアイス、グレビレアゴールド、バラの実
【制作意図】

椿の花が美しく咲きました。ブルーアイスやグレビレアゴールドなどはクリスマスを連想させる植物です。森の中の風景を思い浮かべながら制作しました。花と葉そして実。
自然な出会いはやはり相性がいいです。

【今月のエッセイ】
師走になりましたが暖かい日が続いています。 

今週末より寒くなるらしいですが、こう暖かいとクリスマス・年末の実感があまり湧きません。とは言え花市場では迎春花材の市も開かれます。松や南天を仕入れて気分を師走に切り替え、年末準備にかかろうと思っています。やはり気忙しいのが師走ですものね。

さて、先月ですが私が参加しております異業種交流会が20周年を迎えました。元々ある企業の取引業者同志の情報交換や顧客紹介等を目的として立ち上げられました。私も入会して15年くらいになります。月に一度ほどのペースで強会や交流会を行い20年になります。

しかし昨今は慣れすぎもあるのでしょうか?飲み会中心のようになってきていました。会員の世代も交代の時期になってきており、この会の存続について幹事の方達より相談を受けました。なぜ私に相談?と思ったのですが、考えてみると私はその会の年長者の立場なわけです。

さてさて、このような異業種交流会の存続意義とは?また今後活動するならどのように?などを考えてみました。会を立ち上げた時代とは、今は仕事の環境・社会の構造なども大きく変わっています。ただの顧客紹介の会などだけでは存続に意義が無いようにも思います。いろいろ考えを巡らせていますと、先日行きましたイベントを思い出しました。 

ひとつはプレゼンテーションの会。テーマは「サスティナビリティ」。そしてもうひとつのシンポジウムのテーマは「核と鎮魂」。核の問題や地球環境の問題。どちらもとても興味深い催しでした。いずれも今考えるべき私達の身近な環境問題が根底にあると感じます。

そこで考えついたのが、私達の異業種交流会も内輪だけでの活動から外に向けてのアクションがあってもいいのでは無いのかしら?と思った次第です。私達の生活環境が健全に続く事があってのビジネス社会です。今までの交流会とは全く違う流れの提案になるかも知れませんが、次の役員会で発表してみようと思います。

シンポジウムで「愚行に無関心な事が、一番の愚行である」と言う言葉に触発されたのかも知れません。







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