4月の生け花・エッセイ

【花器】 円形水盤
【花材】 大島桜・八重桜・小手毬(こでまり)・利休草
【生け方の解説】

①今回は水盤を使い盆栽風なデザインをします。花器の半分くらいの高さのオアシスを半分ほどセットします。まず桜のひと枝を、大地に生えているように生けます。なるべく太い枝から花枝が出ているものが面白いです。こでまりは低く生けていきます。花器の内で生ける方がしまったデザインになります。

②ボタン桜の花を、ワイヤーを使い茎を強くします。この時水分を含ませたティシュッペーパーを切り口に当てて、その上をフローラテープで巻いて茎のようにします。

③作った桜の花を花器の縁にきれいに並べますと、作品全体として締まりが出ます。

最終仕上げに小枝をバランス良く配置しました。
【エッセイ 第四十六話】

4月に入り学校は新学期、また新年度をスタートする企業も多いかと思います。

不況のなかでの新年度の始まりですが、先日参加しました異業種交流会では「こういう時こそ新しいアイデアを絞り出し、また人との繋がりを大切にして、業種にとらわれず一丸となって頑張りましょう」と話しあって参りました。発想の転換や新しい斬新なアイデアにいろいろ刺激を受けるいい時間を頂きました。

さて不況だ、厳しいと言っていても一日は確実に過ぎていきます。私も危機感を持って毎日仕事をしているわけです。そんななか、先のWBCはほんとうに痛快な思いをもたらしてくれました。

侍ジャパン!なかなか良いネーミングですね。仕事中にも拘わらず思わずテレビ中継を食い入るように見てしまいました。 野球に限らずスポーツ界では世界で活躍する日本人はたくさんおられます。

私もスポーツ観戦は趣味のひとつでもあり、いつも応援しております。特に今回はナショナリズムをとても感じた観戦となりました。韓国戦が多く、マスコミも国と国の戦いのように報じたからでしょうか?!

生け花の勉強をしておりますと、日本独自の文化として花から日本の歴史へと思いが及びます。生け花をはじめとする日本文化が以前からとても好きでした。しかし今回感じた戦いにおける愛国心には自分自身としても驚きました。

スポーツの世界は特に「日の丸」にやはり拘りますからいきつくところそうなるのは判りますが、なかなか実生活の中では感じられない熱いナショナリズムを侍ジャパンの勇姿から今回はとても感じました。


なにはともあれ優勝おめでとうございます。


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