2024年9月の生け花・エッセイ

(1作目)





【花材】

秋色あじさい、風船唐綿、アンスリウム、シンビジウム、食虫植物ネペンテス


【制作意図】

明るい色の秋色あじさいをメインに、水彩画を描くように生けました。
2作目のシンビジウムの1輪生け。ネペンテスを合わせると少しアートになります。


【今月のエッセイ】

PET-CT検査。今まで病気知らずの私には聞き慣れないワード。大学病院での検査後、画像診断が必要と言われ専門のクリニックにいます。大腸癌の手術前検査の一つです。命に係わる病気と診断され、淡々と検査や診断の時が流れて行きます。

癌の告知を受けた時は自覚症状(下血など)もありましたし、ネットで症状を調べると大腸癌にあてはまると予想もしていました。ネットに詳しく書かれている時代なのですね。ですから大きなショックも無く淡々と医師の話しを聞いていました。

32歳くらいだったかな、盲腸炎の手術で入院しました。もう30年以上前の経験です。ですので現代の病院は初体験。大きな大学病院のきれいな建物、そしてインテリアなどキョロキョロして観察してしまいました。昔の病院ってもっと威圧感があったし、緊張感も漂っていたよな。看護師さんやドクターも洒落た格好の制服だし、なるほど進化するってこう言う事かと、フムフムと納得する私です。ただ言い方がおかしいかも知れないけど、元気なんですよね。普通に食べています。さすがにアルコールは控えていますが、仕事もいつも通りです。

そして来月に手術が決まっています。

 今まで病気らしい病気も無くて、定期検診などした事もない前期高齢者の私。
不安な事もありますが、どこかでなる様にしかならないなぁと考えています。

 私の性格らしく何でも楽しもう的な気持ちでいます。これも言い方が変に聞こえますが、手術そして入院に関しても少し楽しみに思う自分がいます。

 そう思う事で弱気な自分を鼓舞してるのかも知れませんが、私らしくていいや。ってお気楽を気取って。





(2作目)

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