【花材】 デンファーレ(バルブ付)葉と茎がついている状態のもので、今回は鉢植えのものを切り取りました。セイロンライティア(白い小さな花)これも鉢植えからです。
木イチゴの葉・ミスカンサス(両方とも葉物です)
【生け方の解説】
今月はアジア風の竹籠を使い、少し和風デザインに生けてみます。花材も夏場に比較的丈夫な蘭をメインにしました。
①ガラスコップにオアシスをセットし、籠の中央より少し後ろに置きます。籠全体が花器ですので、後ろ側にある方が籠前の空間をうまく使えて作品が大きく生けられます。
②まずはデンファーレを前後に生けます。今回は大小2本を使っていますが、横並びになるより前後に生ける方が立体感が出ます。次に足元のオアシス全体に木イチゴの葉を低く生け、この時点で全体のバランスを取ります。
③白い花のセイロンライティアを先に入れます。花が自分の方へ向かってくるように生けるのがコツです。デンファーレの花と木イチゴの葉の間の空間に入れますので、高くならないことにも注意して下さい。仕上げはミスカンサスの葉です。
軽く動きをつけていますが、最初のバランスを崩さない程度が作品を落ち着かせます。
【エッセイ 第五十話】今月はアジア風の竹籠を使い、少し和風デザインに生けてみます。花材も夏場に比較的丈夫な蘭をメインにしました。
①ガラスコップにオアシスをセットし、籠の中央より少し後ろに置きます。籠全体が花器ですので、後ろ側にある方が籠前の空間をうまく使えて作品が大きく生けられます。
②まずはデンファーレを前後に生けます。今回は大小2本を使っていますが、横並びになるより前後に生ける方が立体感が出ます。次に足元のオアシス全体に木イチゴの葉を低く生け、この時点で全体のバランスを取ります。
③白い花のセイロンライティアを先に入れます。花が自分の方へ向かってくるように生けるのがコツです。デンファーレの花と木イチゴの葉の間の空間に入れますので、高くならないことにも注意して下さい。仕上げはミスカンサスの葉です。
軽く動きをつけていますが、最初のバランスを崩さない程度が作品を落ち着かせます。
やっと梅雨が明け(ほんとうに今年は遅いです)夏本番を迎えた京都ですが、京都の盆地特有の蒸暑さはなんら変わること無く、毎日汗ビッショリで花を生けております。とは言え仕事後のビールがなによりおいしいのはこの時期だからこそですが(^_^)v
さて前回お話ししましたようにサイクリングが新しい趣味となった私ですが、それに伴いまた新しい楽しみを見つけました。大通りを避け、比較的自動車の少ない道を選びゆっくりとぷらぷらと、景色も楽しみながら走ることです。自転車趣味の人たちの間では、この自転車散歩をポタリングと言うそうです。(【pottering(ポタリング)】サイクリングの一種で、近郊を自転車に乗って特に目的地も定めず気ままに走ること。)
夜の京都の街は裏道に入ると派手な明りのコンビニなども無く、また場所によっては古い町屋が連なってポツンポツンと街灯が灯っていてなかなか風情があります。京都生まれの私ですが案外この様な景色はテレビや雑誌でしか見たことがなかったと気づかされました。
確かに最近は新しいマンションなども増えてきました。その新しいマンションなども京都の景観条令により1階部分は町屋のようなデザインにしてあったり、また街路灯や飲食店の看板なども派手なものは少なく、しっとりとした明さになっています。
そんな街中をポタリングしていますと、まさに照明、光の面白さを感じます。もちろんインテリアとしての照明の面白さはスタイリングなどの仕事で充分周知していたのですが、今回感じたのは光のなかに実生活があり、人々の暮らしの明りがうまい演出をしていると思ったからです。
それは景観条令により決められたものでもなく、またおしゃれな美意識でもなく、まさに生活の明りがまるで映画の一場面のように見えました。なんと言いましょうか、これも私の好きなやり過ぎない自然な、また偶然的な美しさに出会ったからでしょうかね。
熱帯夜の日もありますが、今のところ涼しい夜を選んでいろいろな発見を楽しみながら走っています。そうそう次のポタリングの時に少し寄ってみたい飲み屋さんも見つけましたo(^-^)o
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