【花材】 ススキ・りんどう・ホトトギス・ワレモコウ・秋明菊・利休草
【生け方の解説】
①まず花器いっぱいにオアシスをセットします。花器の口元と同じになるくらいの高さまでオアシスを入れて下さい。
②オアシス全体に山苔を、接着剤を使って平らに貼っていきます。余り密集させると花が挿しづらくなりますので、ふんわりと貼って下さい。
③花は背の高い順に挿していきます。全体を野原にみたてて、自然な姿に生けてみましょう。ススキ→ホトトギス→リンドウ・・・と挿し、仕上げに吾亦紅の足もとを利休草で引き締めます。一輪一輪が主役になりますので、お花同士は少しづつ空間を持たせるようにしてください。草花の寄せ盆栽風にデザインすると風情ある作品になると思います。
【エッセイ 第五十一話】①まず花器いっぱいにオアシスをセットします。花器の口元と同じになるくらいの高さまでオアシスを入れて下さい。
②オアシス全体に山苔を、接着剤を使って平らに貼っていきます。余り密集させると花が挿しづらくなりますので、ふんわりと貼って下さい。
③花は背の高い順に挿していきます。全体を野原にみたてて、自然な姿に生けてみましょう。ススキ→ホトトギス→リンドウ・・・と挿し、仕上げに吾亦紅の足もとを利休草で引き締めます。一輪一輪が主役になりますので、お花同士は少しづつ空間を持たせるようにしてください。草花の寄せ盆栽風にデザインすると風情ある作品になると思います。
9月秋の始まりです。秋の七草は尾花(ススキ)・萩・桔梗・女郎花・藤袴・撫子・葛の花といずれも風情ある花ばかりです。また七草ばかりでなく、秋の草木は夏の疲れを癒してくれる美しさがあります。秋の花は人生に例えると熟年期の姿だと言われているのを本で読みました。
若くて弾けるような美しさはどちらかと言うと春の花に多く、秋はそんな華やぐ花は少なくて、しっとりとした、また侘びた渋い美しさなどが魅力です。
秋の花に年々魅了されるのは自分も熟年の域に入ってきたからでしょうか。いやいや、まだまだ諸先輩方から見れば若輩な私ですから、憧れの熟年の美に辿り着きたい思いで秋の花を愛でているのかも知れません。
さて、このところ自転車趣味のお話しが続いておりました(*^_^*)もちろん相変わらず自転車散歩も楽しんでおりますが、この季節は最初にも書きましたとおり、とても花が素敵な時です。
花を生ける仕事をしています私ですが、仕事とは別に自分の時間に趣味的な花を生けたいと思うのは秋が一番です。じゃあ「仕事の花と趣味の花の違いは?」ですが、仕事はクライアント様のご要望が一番ですから、それにお応えすべき生け花をします。
で、趣味は??と言うと、ひとりよがり的な花生けだと思います。自分の好きな花器に自分の好きな花を自分の気持ちのままに生ける。なかなか贅沢な時の過ごし方です。
そんなある日ふと思ったことは、今さらながらなのですが、このリフィンさんのお花の作品はとても自分らしい花を生けているなと。いつも見て頂いております皆様に季節の風情をお届けできればと、花材選びに始まり花器を決め花を生け出す・・・そのどれについても私の好きにさせて頂いております。
自分の作品ではありますが、歳の変化や時代の流れとともに作風の違いがあるのも、本当に自由にさせて頂いておりますおかげです。そこでますます調子に乗った私が今後の展開として挑戦してみたい花は、例えば今まではスタジオでの作品でしたが、たまには自然のロケーションの中での作品や、はたまた花器以外のオブジェや工業製品との花の取り合わせなどなど・・・ いろいろ想像して思案を楽しんでおります。
また皆様よりのテーマのご提案を頂いて、それを私なりではありますが表現してみるというのも面白いかと思っております。
今度ページの担当の方とも相談いたしまして、ますます趣味的にはなりそうですが私の花を生けて、皆様にお伝えできればと思っております。 いや~でも秋の夜長に花を生けながら、時にはお月様と一緒に花を飾るなんて、ほんと癒しの趣味ですよね♪
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