1月の生け花・エッセイ


【花材】
南天の実、胡蝶蘭、葉蘭、金色に塗った枝垂れ柳

【制作意図】
新年を清々しい気持ちで迎える気持ちで生けました。 赤い南天の実と緑が美しい葉蘭をベースにしたことがより一層白い胡蝶蘭を清々しく見せてくれたと思います。 金の柳を一枝アクセントにしました。

【今月のエッセイ】
新年のお喜びを申し上げます。
明けて2015年の元日、京都は60年ぶりの大雪のお正月となりました。 あらっ、ちらほら降ってきたなぁと窓から見ていますと短時間の間に雪景色と なりました。京の路地にちらほら雪が舞いうっすら積もりますと、なかなか絵になります。さすが世界に誇る観光都市だなぁと京都を自画自賛していました(笑)。ところがちらほらからしんしんと降るようになり、ずんずんと積もってしまいました。お正月休みで交通量も少ないので市内の主要道路もすっかり雪景色でした。
私の自宅まわりは25cmほど積もりましたので、なれない手つき腰つきで雪かきです。雪国に比べますとたいした積雪ではないと思いますが、半日ほど道路とガレージに道を作りへとへとになりました。とともに雪国の方々の大変さを思い勉強になった次第です。
そんな日々でしたので今年はたくさんのテレビを見ました。お正月ならではのバライティ番組はちょっと苦手です。毎年欠かさず見ますニューイヤーコンサートに始まりNHKを中心に旅番組やアートな情報番組などです。じっくり集中してテレビを見ておりますと、画像の美しさや番組構成より学ぶことがたくさんありました。あっ、このアングルからの景色は面白いとか、あれっ?どうしてこのシーンにコメントが必要なの?などすっかりディレクター気取りですね。 

思いますところ、好奇心旺盛な私はテレビに限らず得られる情報を楽しむのが好きなようです。アート作品で無くとも日常のひとこまにも面白い表現がありますし、景色の見方も楽しく見る方法があります。いっぱいの情報を得て自分流の解釈と論理を考えて楽しむなど。
今年はこの好奇心旺盛さに客観的な視点を加えて自分の作品に生かせないかと思ったお正月休みでした。
そうそう、私にぴったりはまった番組は「ブラタモリ」でした。
 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


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