2022年2月の生け花・エッセイ

(1作目)
(1作目)




【花材】

ラナンキュラス・スイートピー・アストランチャー・オンシジューム・ゴールドスティック・こでまり

【制作意図】

春の草花達がお日さまに向かい、伸びて行くさまに焦点を当てて生けました。

花に目がいきがちですが、植物は茎も美しいと思います。そして力強く伸びる姿を表現しました。

2作目は花の開花に焦点を当てて、同じ作品を俯瞰で捉えてみました。

【今月のエッセイ】

節分も過ぎました。暦の上では春の訪れです。まだ寒い日も続く中で、しっかりと梅の蕾も膨らみ出しました。と、いよいよ春が来る気持ちが高ぶる時期なのですが、いかんせんオミクロンの猛威が急激に広がり、京都も蔓延防止が出てからは更に街は静になりました。

コロナは本当に困ったものです。感染防止に気をつけていても、濃厚接触者の為に自宅待機をしている人もいます。ただ日本人の真面目な国民性でしょうか、飲食店などは感染対策もちゃんとなされていますし、人々はマスクを常用しています。一日も早くコロナ禍終息宣言が出ることを願うばかりです。

さて、毎年2月の私の恒例行事は大学の卒業制作展に足を運ぶことです。非常勤講師になりましてから、毎年欠かさず学生達の作品を見に行っています。今年もいろいろ制限のあるコロナ禍での開催です。家族や関係者以外の一般の入場者は、インターネットで時間ごとに予約する仕組みで人数制限をしっかりされています。感染対策のための仕組みも昨年以上にグレードアップして、スムーズに、そして無事に開催出来るように考えられているようです。

今年の卒業生は3回生4回生をコロナ禍の中で授業を過ごした学生達です。私もコロナ禍の間、二つの講義をしました(20年度21年度)。リモート授業が多い中で私の講義は対面講義だったせいもあるのでしょうか、学生達が大学で学ぶことの熱意をとても感じました。不自由な時だからこそ、それに立ち向かう工夫やアイデアも生み出したと思います。ですから今年の卒業制作展も新たな視点からの作品が楽しみです。

次年度(22年)も非常勤講師のオファーを頂きました。振り返りますと、講師である私も学生から学び成長してきたと思います。ありがたいことです。

さぁ、わくわくしながら!そして学生達の思いのこもった作品展に行ってきます!!




(1作目)

(2作目)

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