【花材】 木瓜・小手毬・桃・スイトピー・利休草
【製作意図】
春の始まり、命が芽吹く様子を表現してみました。
復興に願いを込めて生けました。
【エッセイ 第八十一話】春の始まり、命が芽吹く様子を表現してみました。
復興に願いを込めて生けました。
東日本大震災から一年が経ちます。まだまだ復興途中ですが、伝え聞くニュースなどで尽力されています皆様方には頭が下がる思いです。果たして自分ならばあの大震災での被害を目の当たりにして、また奮い立てるのかしらと思ってしまいます。あらためましてお見舞い申し上げますとともに、私にできます支援はこれからも続けていきたいと思っております。
さて先日、講師をしております芸術大学の卒業制作展を見てきました。さすがに学生たちが4年間学んだ実力を思う存分発揮しており、若い感性におおいに刺激を受けて来ました。 私が芸大生だった頃にはできなかった表現方法、まさにデジタルな表現が当たり前にあったのには時代の流れを感じました。
私も芸術が好きで、また表現することも面白いと思っております。今回たくさんの作品を見ていて芸術の可能性を考えてしまいました。今回のような大震災に限らず、人が疲弊した時の芸術の在り方とは何だろう?と。 芸術という分野は古来より脈々と人と関わってきたわけです。きっと心の癒やし、また明日への活力に影響を与えてきたのだと思います。ただ今回の大震災での被災者の皆様の現状を考えると、満たされてこその芸術なのではないかしらとも思ってしまいます。
結論は出ませんが芸術を学ぶことや表現することにも大きな可能性があり、きっと人の心に寄り添える作品が生まれると信じていきたいと思いました。
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