(1作目) |
【花材】
(1作目)シャリンバイ(車輪梅)・菊・泰山木の葉
(2作目)胡蝶蘭・シャリンバイ
【制作意図】
シャリンバイの実が美しく、そして枝の動きも面白いのでメインにして生けました。菊は動きを出さずにまとめる事で、より枝が力強くなりました。
シャリンバイの実が美しく、そして枝の動きも面白いのでメインにして生けました。菊は動きを出さずにまとめる事で、より枝が力強くなりました。
【今月のエッセイ】
来月に66歳になります。66年の間、世界が平和だった事は一度もありません。どこかで紛争や戦争が行われています。今もウクライナとロシア、そしてイスラエルとパレスチナ。その他にもアフガニスタン紛争やミャンマー内戦など、調べてみますと驚くほど争いの多い世界です。
民族・宗教の対立、そして領土や資源の奪いあいなどを元に、今この瞬間も争いが続いています。いずれにしても、そこに私達と同じように暮らす庶民がいます。今多くの死傷者が出ているガサの様子が毎日SNSなどにもあがっています。
心痛むばかりです。本当に悲しい気持ちになります。
前の世界大戦の後、人類は何を学んで来たのでしょうか?
昨年の春くらいだったと思いますが、一本の映画を観ました。
ドイツ映画で【クレッシェンド音楽の架け橋】。長く紛争の続くイスラエルとパレスチナの若者がオーケストラを結成し、平和コンサートを開催しょうとする物語です。実際に実在するユダヤ・アラブ混合の管弦楽団に着想を得て作られた映画だそうです。
ぶつかり合う両国の若者達が平和コンサートに向けて合宿をします。そこにたくさんのドラマが生まれ、平和に向かい互い理解しあう…という私が思い描く感動物語かと思いきや、驚く展開になっていきます。ラストシーンで使われる音楽「ボレロ」に、映画の題名クレッシェンド、音楽用語でだんだん強く、大きくの意味が重なり鳥肌が立つ感動を覚えました。
そして悲しいかな映画を観た当時も、そこには一筋縄ではいかない現実がある事を改めて突きつけられました。でも音楽という共通言語を共有している若者達が、きっと近い未来にオーケストラを奏でられるときが・・・と映画の展開を思い出しながら強く願う私です。
(2作目) |
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